そもそも立法府は暴露の場ではないよね、って話

おはようございます。

朝ごはん食べて、適当にネットでニュースを眺めてたところ、ちょっと気になる記事が。

だれもが存在すら忘れていたのに…ガーシーが72年ぶりに封印を解いた「除名処分」というパンドラの箱

言いたいことは分かるし、実際そういう側面もあるだろうなと思った記事なんだけど、ちょっと気になる記述がありまして。

 そもそも、国会で行う「暴露」とは、プライベートを動画で面白おかしくしゃべる、という筋合いのものではない。時の権力が本来国民に公開すべきなのにしていない政策立案の過程や、積極的に隠している不祥事などを、国会での質疑という「表の場」で白日のもとにさらし、国民の利益につなげることだ。

なんか、俺が中学校で学んだ立法府の仕事と違う気がするなあ、と。

立法府(国会)で法律を作り、行政府(内閣)で法律を執行し、司法府(裁判所)で法が守られているかを裁定する、ってのが我が国でも用いられる「三権分立」の考え方だったと思うので、本来、権力に対する不祥事の「暴露」だの何だのってのは立法府の仕事じゃないでしょ。

とはいえ、我が国における三権分立を構築するシステムが文句ないレベルに完成度が高いかというと、ほど遠いとも思いますが。

あの除名された自称国会議員も、その所属していた政党も、はじめから一切信用はしてないんだけど、あんな連中を支持する人が多くなってしまっている現状に憂いてはいますけどね。

NHKを潰したいと言ってるけど、NHKを実際に潰したらどういうことが起こるか、ってのは想像してみた方がいい。NHKは設備の保守なんかも担ってたと思うので、放送インフラの崩壊が起こる、なんてのは容易に想像が付く。

「NHKを改革したい」ってのならその内容如何では支持できなくもないけどね。そういうプロセスなしにいきなり「ぶっ潰す」ってのに乗っかるほど愚かじゃない。