Metaが新しい短文投稿サービスを始めたけど

自分にはなんとなく懐疑的と言いますか。

Metaに思うところがあるわけではないんですが(なんなら半年くらい前にMetaQuest2買ってるし)、なんか最近のツイッターの件を見て「いち企業が単独で運営することの危うさ」みたいなものを感じているというかね。

今βテストのしている短文投稿サービスのBluesky、自分も招待待ちなんですが(招待していただける方がいたら是非!)…このBluesky、ツイッターの元CEO のJack Dorseyが関わっているプロジェクトなんですけどね。以前もこのブログで触れたことがあります。

そのJack Dorsey、上の記事でも紹介しましたが、こんなことを言ってるんですね。

ツイッターはどのような形で運営されるのを望むか聞かれると、「1つのプロトコル」であるべきで、特定の国家や別の企業に所有されてはならないと述べた。

ツイッターがプロトコルであれば、電子メールと同じように1つの団体によって集権的に管理されることはなく、人々はさまざまなプロバイダーを利用して相互にやり取りができる。

https://jp.reuters.com/article/twitter-ceo-idJPKBN2PV29W

「プロトコルって何ぞ?」って方に簡単に説明しますけど、IT用語というか、コンピュータ用語としてよく用いられますが、要は「世界的に通用する共通認識」「世界的に通用する共通ルール」みたいなことです。

われわれにもっとも身近に使われている「プロトコル」として有名なのが、ウェブページのURLでよく使われる「http」ってやつですね。「Hypertext Transfer Protocol」の略。ざっくり言えば「ルールに則ってウェブページを作ったら、世界中どこでもウェブページが観られますよ」ということですね。

そうなることで、「情報の取捨選択は個人に委ねられる(ひろゆき氏じゃないが『ウソをウソであると見抜ける人でないとネットは難しい』という話)ものの、誰かの意思によって作為的な世論が形成されることがなくなる」ということになるんだと思ってて、自分もJack Dorseyの言う「短文投稿サービスはプロトコル化されるのがいい」と今は思っています。

X社(Twetterを運営してる会社)にせよ、Metaにせよ、「特定の企業もしくは個人に権限が一極集中する」という状況って、その企業のトップだったり、あるいはその会社を買収する・籠絡するなどの強引な手段を使える人間が世論をどうにか出来てしまうという危険をはらんでいると思うんですね。

だから今のTwitterにも、Metaの新しいサービスにも懐疑的なんですよね。今は。