昨年末に初報が出ていた劇場版シティーハンターの続報が出ましたね。
正式名が「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」だそうです。
やばいよ、エンジェルダストだよ。
エンジェルダストと言えば、原作まんがのシティーハンターでアニメ化されてない「ユニオン・テオーペ編」に出てくる麻薬の名前。
↓ユニオン・テオーペ編の冒頭のシーン。
ちなみに、初報のとき、自分Twitterでこんな発言してましたが、これはもう確定と思っていいと思うんですよね。(テヨーペと言ってますが、テオーペが正しい)
ユニオン・テオーペ、原作まんがだと序盤と終盤に出てくるんですが、序盤では獠の相棒の槇村(香の兄。まんがでの登場時には名前が決まってなかったが、アニメ時にcvの田中秀幸さんから「秀幸」という名前が付けられた)を暗殺する組織として登場し、幹部である将軍(ジェネラル)を倒すことでいったん手を引かせています。(ちなみにこのときにもまんがで「エンジェルダスト」は登場していますが、アニメには出てきてません)
その後、ユニオン・テオーペという名前は上で書いたミック編で再登場し、ユニオン・テオーペとの5年半越しの最終決戦、という流れです。(ちなみに、シティーハンターは連載の時間の進み方と作中時間の進み方が連動している(いつたか忘れたけど、作中で香が「律儀に歳を取る」と言ってる)ので、連載時間でも作中でも5年半経ってます)
アニメだと、将軍(ジェネラル)との戦いは描かれているものの、「ユニオン・テオーペの幹部」ではなく、麻薬シンジケート「赤いペガサス」に傭われた殺し屋として描かれていて、しかも「赤いペガサス」のトップは獠に倒されてます(実質的な組織の崩壊?)。ユニオン・テオーペ編が今まで描かれてこなかったのは、テレビアニメ時のこのへんの改変があったのでストーリー的に絡ませにくかった、というのが理由なのかなという気もしてます。
で、自分はこのユニオン・テオーペ編がシティーハンターで一番好きなんですよ。正確には、その手前のミック編から好きです。
この「花の慶次」パロディとか。
なお、ミック編は15年以上前に「City Hunter Sound Collection Z-Dramatic Album-」の中でCDドラマになってます。ミック役を成田剣さん、それ以外はアニメ版キャストと同じです。ちなみにこの「花の慶次」パロ以外はほぼ忠実再現だったと思います(持ってるけど最近聞いてないからうろ覚え)。
ユニオン・テオーペ編ならミックの存在は不可欠なんで、成田さんにそのままやって欲しいですが、どうなるのかな。
新ポスタービジュアルに「The Final Chapter Begins.」とあるので、おそらく1作では終わらないのだろうなと思ってます。ていうか、ユニオン・テオーペ編はミック編も含めたらめちゃくちゃ長いんで(ミック編が130ページ、獠と香の出会いの話(高校時代の香の話)が74ページ、ユニオン・テオーペとの対決が270ページぐらい、後日談(連載終了まで)が300ページぐらい)後日談はどうなるかわからないとしても、トータル400ページ以上を映画1本じゃ無理だろうっていう。
なんとか作りきって欲しいし、ユニオン・テオーペ編の作成を決断してくださった(断言しちゃってるけど)スタッフ陣に感謝。