インボイス制度について正しく知りたいって話

昨年ぐらいからインボイス制度についての反対ツイートをやたら見かけるんですけど、その反対の流れに少しモヤモヤしてるんですね。

昨年、話題になったときインボイス制度について調べたけど、その時調べた限り「俺に直接的に利益にも不利益にもならないものの、仕入れ時に掛かった消費税分を控除できるなら間接的にプラスになる制度のような気がするな」と思ったんです。でも、たぶんマイナスになる人がいるから反対の意見があるんだろうと。「何に反対してるのか」ってのがなんかいまいちよく分からんなあと思ってて。

その辺が整理されてる記事ないかと思って漁ってたら、印刷業界大手のトッパンが特集書いてました。

いよいよインボイス制度スタート!これまでとの違いや準備することを徹底解説|特集|Biz Solutions TOPPAN Edge

要は「年間売上高1000万未満の免税されてた人が免税されなくなるから反対」ってことなのか。

でも、記事にある、インボイス以前について書かれている文章の

結果的に顧客(消費者)からは消費税を取り、その一方で納税は行わないことになる
https://solutions.toppan-edge.co.jp/feature/31578/

ってマジなん?そうだとすると・・・うーむ。

まあ、ともあれ、反対すべきと思ってる人こそ、フラットな立ち位置の記事を読むべきだと思ってます。

これに限らずですが、賛成する人は賛成意見にとって都合のいいことを、反対する人は反対意見にとって都合のいいことを書くものなので、どっちも賛成しどっちも反対するフラットな立ち位置の人の発言が正しい意見により近いと思ってます。

【22:30追記】

あと個人的に違和感があるのは「念頭にあるのはクライアントへの気配りではなく、自分の権利のことなんだろうな」という点だったりもします。この制度が無いことで困るのはクライアントだと思いますから。

自分の今の職業はシステムエンジニアですが、サービス業を生業にしていてクライアントとも会話するし、仕事を受けるにあたって顧客が何を求めているかを念頭に入れ、常に気配りを意識しています(顧客にとってベストな仕事ができてるどうかはおいといて)。

そんな自分からすると、クライアントへの気配りが二の次になっていて、それが当然って振る舞っているとしたら、それは信じられないという気持ちではあります。「クライアントに配慮したいけど(金銭的な理由から)できない」ならまだいいんですが、そうじゃない人もいるように見えるんですよね…