さっき、ごはん食べてるとき、リビングでTBS「報道特集」が流れてたんでなんとなく見てたんですが。
ちばてつや先生が満州からの引き上げのときの大変さを語るインタビューを流してて。
自分、テレビで報道とかドキュメンタリーとかを見るとき「製作者は何を伝えたいと思ってるんだろう」ってのを考えるようにしてるんですけど(義務教育時における国語の授業の賜物と言える気もします)、今回の放送はそれが全く分からんかったんですよね。
放送で今のウクライナ問題について触れてて、その内容が
- 戦争は絶対によくない
- 今はまだ渦に巻き込まれる直前だ
という2点。
どっちも間違ったことは言ってないと思うけど、でもこれは事実を述べてること以上でも以下でもないんですよね。
- 戦争は絶対によくない
→確かにそのとおり。 - じゃあどう動くべきか?
→放送では何も触れてない。何をさせたいのか分からない。
- 今はまだ渦に巻き込まれる直前だ
→確かにそうかもしれない。 - じゃあ、今のうちに何をすべきか?
→放送では何も触れてない。何をさせたいのか分からない。
こんな感じ。
これだと、問題提起の丸投げでしかなくて、無用に不安を煽るだけではないか。
もし、
- 戦争は絶対によくない、まだ渦に巻き込まれる直前だ
→だから戦争を反対する運動をしよう
と言いたいのであれば、それは「一方的かつ非合理な侵掠をされても黙って受け入れ耐え忍べ」という意図ってことでいい?って話なんですが、あまりそういう意図だとは考えたくないですねー。
そんなことを、晩ごはんを食べながら思いました。